”まず、2013年から続いているバンドの現行ラインナップは総勢7名。エイドリアン・ブリューが抜けた後の、ア・キング・クリムゾン・プロジェクトの面々の延長線上にある。ロバート・フリップ(G・Key)、ジャッコ・ジャクスジク(Vo・G)、メル・コリンズ(Sax・Flute)と、それをサポートしたトニー・レヴィン(Ba・Chapman Stick)、ギャヴィン・ハリソン(Dr・Perc)。そこにお馴染みのパット・マステロット(Dr・Perc)や、新たにビル・リーフリン(Dr・Perc・Key)が加わってトリプル・ドラム編成となった。ステージでは、前線に3人分のドラムセットが組まれている。強力なリズム・セクションに、メル・コリンズのサックス、そして21stセンチュリー・スキッツォイド・バンドで歌っていたジャッコとなれば、やはり初期クリムゾン曲の披露に期待が高まるというものだ。 いよいよ、オーディエンスの喝采に迎え入れられた7人。メルがウォーミングアップ的にフルートの旋律を吹き鳴らし、エキゾチックなパーカッションが繰り出されると、フリップの波のように寄せるギターが響き渡る。そして一気にヘヴィなグルーヴへと展開してゆく“Larks' Tongues in Aspic, part.1”だ。トニーはさっそくチャップマン・スティックで眩暈のするようなフレーズを奏でてゆく。メルのサックスが効いた“Pictures of a City”でのドラム・トリオは、手数で圧倒するというよりもキレとメリハリのあるコンビネーションを伺わせていた。前線中央のビルがストリングス風のシンセ・イントロを奏でると客席が湧き上がり、ここで早くも“Epitaph”を投下だ。ジャッコの狂おしいヴォーカルも堂に入っている。”
1 件のコメント:
とほほのほーーーーー
コメントを投稿