その後、都庁のビルが見えたので、登ってみることに。展望台から見える東京の様子にこれまた喜んで下さったよう。
その後、会長が神保町の古本屋に植物の根っこの本（8万円もするらしい）を注文していて、受け取りに向かいました。会長は道に迷ったようで、みな後をついてうろうろ。いつものことなので私らは慣れていますが。Bramさんも会長のお人柄は40年来分かっているようで、あわてず騒がず。少し遅れて専修大学神田校舎につきました。
泣く子も黙るM子先生〈私はかつて「播磨灘」（さだやす圭の漫画の主人公）、と呼んでいた。そんな感じのお方です〉のお世話で、セミナー開始。参加者は、他に狭山の第4のK保田さん（某試験場を退官されている）、"こうこうー1年生♪（舟木一夫のあの曲の節で）”のI戸川くん。
セミナーは行動生態学勃興期、1973年にノーべル賞とったニコ・ティンバーゲンの生まれた国の研究者（それもお弟子みたい）のお話しをたっぷり聴けました。アカヤマアリred wood antsの繁殖戦略のお話し。Formica polyctena は多女王制で、女王が居残り、他巣化し、コロニー同士すごい戦争をしてるそうです。一方、F. rufaは単女王制で、普通のアリ。女王は単独で独立に巣をつくる。２つの対照的な戦略のお話しでした。もろかぶりです、Jimmyの研究と。でも、うちのCamponotus yamaokaiは前者と同じような繁殖様式ですが、そんな敵対的ではないですけど。日本的？な平和主義者です。思うに、ヤマヨツちゃんの場合、敵対性が下がるような自然選択がかかったのでしょうか？その方がコロニ―全体および個体（全は一、一は全←ハガレン終わってさびしいです）の包括適応度が上がったのでしょうか？彼女たちは戦い避けますけど。樹上性で枯れ枝穴空いてればどこでも巣をつくれるので、引っ越し自由ですし。それと、頭で穴塞げば鉄壁、「ブリッグスの北壁」（→オリヴィエ・アームストロング小将、今頃どうしているのでしょうか？大総統の座はあの爺さんですし。
ハガレンのサイドストーリーとか出ませんかね？）に近いですし。一方、ポリクテちゃんは地下に巣を掘り、マウンドつくって、引越しするより戦闘してライバル潰した方が適応度高いのかも。ヨーロッパ的？コーカソイド的？（そういう言い方、偏見というか、誤解生みますよね、でも言いたくなる進化心理学的傾向ってあるのかも。亡くなったH先生がゴリちゃん、と呼んでいたT田先生が嫌いな進化心理学。たまに生協とかで会うとE.O.Wilsonの悪口、といいますか社会生物学批判、私相手に語るんです。「アリの研究者に人の何が分かる！」、だそうです）。それと、なんでも「自然選択」で済ますのも異論がある方いらっしゃいますね（某大学に移行した某某大の先輩にあたる反ダ―ウィニスト、最近よくTVにでるらしい大先生など。大先生、週刊朝日にコラムもっているみたいですね。近くの図書館で読みました。一緒にお酒飲むのとこれほど楽しい方はめったにいません）。少なくとも作業仮説としては大変良く機能すると思うんですけど、、、
賞をとったという、アカヤマアリの戦いのビデオ、インプレッシブでした。まるで軍隊アリかアルゼンチンアントのよう。ナワヨツちゃんでもああはいきません。
終了後、蕎麦屋にいき、おいしいものを食べました。播磨灘はあいかわらず播磨灘してますので、Jimmyは播磨灘の欲求を満たすため下僕（付き人）と化しました。
高校生のI戸川くんは、最近某大学所有の菅平実験センターに21世紀の科学者養成プロジェクトの一環で研究発表？かなにかで行って来たそうで、某先生たちの話題でもりあがりました。M先生も教授になられたそうでめでたいです（とっくにそうかと思ってましたが。貫禄ありますし）。今年亡くなられたA先生、神風特攻隊だったけど特高直前に終戦になったA先生の口癖の話題になりました。「とにかく酒を飲め！飲んだらその分勉強しろ！」だったんですが、言い換えれば、「とにかく勉強しろ、勉強したら、その分酒を飲め！」なんでしょうね、ということで今日はたくさん勉強したから、その分飲みましょうか、ということに。もちろん彼はウーロンです。
Bramさんを武蔵野荘に送り、別れようとしたら、Beer、それもなるたけ度数高いBeerを買いたい、というので、近くのローソンに行きました。で、結局これを買いました。 度数6.5
オランダのお隣ですよね、ベルジウムって？Bramさんは500ml、Jimmyは350mlを買い、帰路につきました。北府中駅に着く前に飲み終えましたが、味、濃かったです。Bramさんも満足されて安眠されたものと期待します。足りずにまたローソンに行ってたりして？帰宅してばたりと寝ました。明日は2限3限講義、まだプリント印刷してませんでしたし、早起きしないと（それがなければ武蔵野荘でBramさんと2次会だったでしょう）。
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