2012年6月28日木曜日

サムライアリの結婚飛行(2)

今日も午前中、1号巣と3号巣は巣外に羽アリが顔を出してました。1号巣は昨日K山先生がたくさんオスを採ったのに、またたくさん湧いてました。1号巣はコロニーサイズも大きく、勢いがある気がします。
3号巣は昨日はメスしか出てませんでしたが、今日はオスを数匹見かけました。ただ、全体期に3号巣は1号巣と比べ羽アリの数少ないです。先日の奴隷狩り(不発に終わりましたが)みても、コロニーサイズも1号巣よりは小さいようです。まだ若い?

生協前2号巣は静かなもので、まだコロニーが小さいのかもしれません。先日の奴隷狩りも小規模でした。

【考察】たまには考察してみました。推測も多く含まれるかもしれません。

1.サムライアリでは、コロニーも小さいうちは羽アリを生産せず、奴隷を狩ってくるワーカーの生産のみ行い、コロニーの労働力を増やしていく。社会性昆虫では一般的にみられる繁殖スケジュール、繁殖戦略である。

2.ある程度大きくなると、まずメスの羽アリ主体に生産するのかもしれない。普通、オスから生産するアリが多いので、逆パターン?
あるいは、メスの羽アリに偏って生産しているコロニーは、女王の交尾回数が1回で、新女王とワーカー(姉妹)の血縁度が0.75と高いので、メスに偏って生産するのかもしれない(ワーカー・コントロール)。

3.コロニーがかなり大きくなると、オス:メス、バイオマス(投資比)で1:1で生産するのかもしれない。オスは軽い(メスの10分の1ぐらい?)ので、投資比で1:1でも、数ではメスの10倍ぐらいでそう。

ところで、T岡さんによると、オスは全部ワーカーが生産しているかもしれないので、だとすると事情はいろいろ変わるかもしれませんね。メスの羽アリは女王、オスの羽アリはワーカーが生産というように分担しているとすると、コロニーが成熟してくると、メスから生産しはじめ、コロニーが大きくなりワーカー数が増えるほど、オスの生産量も比例して増えていくとか。

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